晴れた日に、ちょっとしたドライブを楽しむと、すがすがしい気持ちになれます。ひとりで小さいキャンピングカーを運転して旅行を楽しんだり、恋人や家族を乗せ運転していると、どこまででも行ける気がします。自動車を運転するには、運転免許を取得しなければなりません。そのために、自動車学校へ入校し、課程を卒業後、運転免許センターで学科試験を受験し、合格後に免許を取得するという流れが一般的ではないでしょうか。ここでは、そんな自動車学校の入校から卒業までの流れを説明していきたいと思います。
・自動車学校への入校

そろそろ自動車の免許とらなきゃ、これから不便だしな~。とりあえず、自動車学校で聞いてみるか。
こんにちは~。

こんにちは。入校だね?明日が入校日だから入校に必要なものを持参してまた明日来て。明日、手続きをするね。他の自動車学校だと入校日が違ったり、特定の曜日にしか入校できないこともあるから、事前に調べておく必要があるよ。うちは明日だから。
自動車学校の入校日は、それぞれの自動車学校で違っていたりすることがあります。どこの自動車学校を選択するのも自由です。入校を希望する際は、事前に入校日を確認することをオススメします。
・適正検査

こう見えても、ゴーカートの運転は得意なんだな~。さっそく運転かな?

さっそく運転ではないかな。まずは、適正検査を受けてもらうよ。
適正検査または適性試験と言ったりもするのですが、おもに視力検査、色彩判別能力、聴力検査そして、筆記形式の運転適性検査があります。視力検査の場合で言えば、普通自動車を運転する際は、両眼で0.7以上、片眼で0.3以上の視力がもとめられます。また、もし片眼が0.3未満であったとしても、もう片眼の視力が0.7以上で、視野が左右150度以上あれば裸眼でも運転することができます。ただし、必要な視力に満たない場合は、コンタクトレンズないし眼鏡の使用により、必要な視力を確保する必要があります。
※補足…レーシック手術などにより視力が回復し、コンタクトレンズや眼鏡を使用しなくても視力が確保できる場合、免許の条件等の欄に眼鏡等と記載されていても、免許センターなどで、眼鏡等の条件の記載を消すことができます。注意が必要なのが、レーシック手術などで視力が回復しても、免許に眼鏡等の条件があった場合は、コンタクトレンズや眼鏡の着用がもとめられますので、はやめに免許センターなどで、条件等の記載を消すことをオススメします。
・第1段階(場内教習)

はじめての教習。
いきなり自動車の運転だったりして。

そんなことはないよ。まずは、模擬運転装置の教習からだね。
第1段階では、自動車学校場内での教習となります。技能教習は個別指導となり、AT車(オートマテック車)は12時限、MT車(マニュアル車)は15時限の技能講習を行い、1時限ごとの修了しなけれならない課程を指導員の指導のもとこなし、1時限の最後に指導員からハンコをもらうことで、その課程を修了したとみなされます。あくまでも最短の時限数であり、課程を修了するだけの技能が身についていなければ、補習となり、時限数が増えます。また、平行して学科教習があり、集団での教習となります。第1段階の学科教習は10時限で、時限の最後に学科指導員からハンコをもらうことで、課程を修了したとみなされます。
・修了検定(仮免許試験)

いよいよ仮免許試験。坂道発進に不安があるけど、ポイントはおさえてるし、大丈夫なはず。

場内での技能試験と学科試験と両方合格ではれて仮運転免許がとれる。気を抜かないように。
修了検定とは、第2段階の路上教習で必要な「仮運転免許」を取得するための試験であり、技能試験と学科試験の両方を合格する必要があります。技能試験は教習所内のコースでの試験となり、減点方式で100点満点からはじまり、70点以上で合格となります。また、学科試験は50問出題され、45点以上で合格となります。
・第2段階(路上教習)

路上での教習。まわりのスピードが速すぎる。怖すぎ。

路上教習では、認知、判断、操作の速さと正確さが求められる。道路を走っているだけでも、歩行者や信号機、まわりの車や交通状況に応じて運転しなくてはならない。慣れもあるのかもしれないが、自己を守る防衛運転も身につけたいね。
第2段階では、学科教習が16時限で応急救護などを含めた教習を行います。また、技能教習は19時限で、おもに路上での教習となります。ほかにもシュミレーターでの急ブレーキ体験や危険予知学習、高速教習など一般公道での安全な走行をするための必要な項目の教習となります。
・卒業検定(路上検定試験)

路上での試験、緊張するな~。一回で合格するといいな。

路上検定試験合格で、運転免許センターでの技能試験が免除され、免許センターでは学科試験のみとなる。免許センターでおこなわれるは100問テストで、90点以上で合格だ。そのまえに卒業検定をごうかくしなきゃいかん。
今までやってきたことのまとめの意味で、気を抜かないように。
自動車学校で行われる路上検定試験合格で、免許センターで行われている技能試験が免除となります。路上検定試験が仮に落ちてしまっても、補習をうけることで再度挑戦することができます。免許センターで技能試験免除とあるように、免許センターでも、よく言われる一発試験という受験方法がありますが、なんの経験もないままで受験しても、合格する可能性は低いので、あまりオススメしません。自動車学校で段階を踏み、卒業し、免許センターで学科試験のみでの受験のほうが、スムーズに免許が取得できるのではないかと思います。
・有効期限について

自動車学校に通うのも、結構めんどくさいな。1年くらいかけて卒業するか。

それはダメだ。教習や仮免許、卒業証明書などには有効期間がある。教習の場合だと9ヵ月以内に卒業しないといけない。期間があけば、それだけ技能が低下し、補習の原因にもなる。できるかぎり、早めに卒業するようにしたほうがいいよ。
自動車学校で行われる教習や、発行される卒業証明書には、有効期間が存在し、期限がきれると、またはじめからということになります。期限切れには注意したいものです。
※各有効期限
〇教習の有効期限「9ヵ月」…教習開始から9ヵ月以内に技能教習と学科教習の全課程を修了しなければなりません。
〇仮免学科試験の有効期限「3ヵ月」…技能修了検定合格後、3ヵ月以内に仮免許学科試験(50問テスト)に合格しなくてはいけません。期限を超えた場合、再度技能修了検定を合格する必要があります。
〇仮運転免許証の有効期限「6ヵ月」…修了検定と仮免許学科試験に合格し仮免許証交付から6ヵ月間。有効期限が過ぎると、卒業検定が受験できません。
〇卒業検定の有効期限「3ヵ月」…技能教習と学科教習を全課程を修了してから3ヵ月以内に卒業検定に合格する必要があります。有効期限を過ぎた場合、無効となります。
〇卒業証明書の有効期限「1年」…1年の期限内に免許センターでの学科試験に合格できないと自動車学校入校前の状態となるので、期限を過ぎた場合、1から学びなおさなければならないため要注意が必要です。